仙台井土ねぎの「甘み」と「香り」を最大限に引き出すために、製造工程の最初にバターでじっくりと炒めます。その後じゃがいもとチキンブイヨンを加えて煮込み、素材のとろみが出てきたら、丁寧にすり潰してなめらかな口当たりに仕上げます。
井土ねぎは、宮城県の仙台湾沿岸「井土地区」で育てられています。井土地区は古くから農業が盛んな地域でしたが、東日本大震災の津波により大きな被害を受けました。震災後の土地は以前のように野菜を育てるのは難しく、農家の皆さんは試行錯誤を繰り返しました。色々な野菜を試してみた結果、良質な井戸水、豊富な日射量、夏の冷涼な海風がねぎの栽培に適しており、甘くてとろっと柔らかい「甘とろ」な井土ねぎが出来上がりました。
井土ねぎは10月頃から糖度が増し、さらに甘くなるそうです。にしきやではこのさらに甘くなった12月の時期に収穫した井土ねぎを使用しています。(写真は農事組合法人井土生産組合の皆さんです。)
寒い時期に収穫される井土ねぎは甘みをたっぷり蓄えています。その甘とろ井土ねぎを約50g(ポタージュ160g中)使用しています。一般的な長ねぎの約1/2本分がポタージュに溶けこんでいるのです。体を温めるといわれる「ねぎ」を使ったポタージュ、寒い季節におすすめです!