小学生と開発する「夢のレトルトカレー」がカタチになるまで<学校のカレープロジェクトVol.4・岩沼小学校>

「学校のカレープロジェクト」とは?
“学校のカレープロジェクト”は、小学生が本気で考えた「夢のレトルトカレー」のアイディアを、私たちと一緒に全力でカタチにしていく、熱い想いのつまったプロジェクトです!ニシキヤキッチン、そして無印良品さんのスタッフが“先生”として授業に参加し、1年間を通して①商品の企画②味決め③パッケージ④販売について、子どもたちに学んでもらいながら、一緒に商品づくりを進めていきます。

このプロジェクトは2023年にスタートし、今回の岩沼小学校(以下、岩小)との取り組みは、なんと第4弾!今回も、世界に一つだけの、特別で、愛情たっぷりのカレーをつくっていきます!
実は、昨年は同じく岩沼市にある玉浦小学校と取り組みをしており、市内4校での実施を計画中です!(今年は岩沼第2弾!)このプロジェクトを通して、岩沼、宮城、そして全国へ笑顔と希望を届けられたら嬉しいです。
<過去のプロジェクト>

・2023年度・学校のカレープロジェクト
・2024年度・学校のカレープロジェクト
・2025年度・学校のカレープロジェクト
岩沼小学校とは?
岩沼小学校は、明治6年創立という150年以上の歴史を誇り、宮城県岩沼市の中心部で地域と共に歩んできた伝統ある小学校です。「竹駒神社」などの史跡に囲まれた豊かな環境の中で、志高く心身ともにたくましい児童の育成に取り組んでいます。令和5年度と6年度は⽂部科学省「リーディングDX スクール事業」の指定校として1 ⼈1 台端末を駆使した先進的な授業を実践していました。

学校のカレープロジェクト内でも、岩沼小学校ならではの特色を生かしながら、商品完成に向けて取り組んでいきます!
4月30日(木) 授業①キックオフ
今年もこの季節がやってきました。
昨年はサプライズで発表をしたのですが、今年は事前に先生から「学校のカレープロジェクト」について説明をしてもらっていました。
教室に入ってみると…スタート前から児童のキラキラとした瞳が眩しいです…!

この日は、①学校のカレープロジェクトとは?②プロジェクトチームの仲間であるニシキヤキッチン・無印良品を展開する良品計画ってどんな会社?についての授業。
1年前、ニシキヤキッチンの工場見学にも来てくれていたので予習もバッチリ。レトルトクイズにも元気よく答えてくれました!
カレーに欠かせないスパイス「ターメリック」「クミン」「コリアンダー」も目で見て、触れて、匂いを嗅いでもらいました!普段は中々触れる機会が少ないスパイスに、児童も興味津々!
一つ一つは個性的なスパイスですが、混ざるととってもおいしいカレーになるの、不思議ですね。

授業の最後には、カレーのアイディアシートを配布!
その場でスラスラと描き始める子もいれば、iPadを使って調べながらじっくりと時間をかけて考える子も。

食べる人の笑顔を想像しながら考えてもらったアイディア。
どんなアイディアが出てくるのか、今からワクワクドキドキが止まりません…!
5月11日(月) アイディア選定会
1人1案ずつ考えてもらったアイディア。
今回は3クラスを2チームに分けて、2商品の完成を目指して力を合わせます。
今回も、大人では考えられないような発想豊なアイディアばかり!毎度、自由でワクワクするアイディアばかりで驚きます…。
101案、一つ一つに目を通しながら、その中でも「これは特に面白いカレーができそうだ!」「食べた人が幸せになりそうなカレーだ!」という視点で、事前にニシキヤキッチンにて各チーム3案まで絞りました。


児童が考える”夢のカレー”に近づけるため、どのような方法であればレトルトで再現ができるのか…。現実的な話も含めて、約1時間半をかけて選んでいきました…!
次の授業では、絞った3案の中から多数決で決めていきます!
5月20日(火) 授業②アイディア決定
一番緊張するのはこの授業です…。
カレーの方向性が決定する、とても重要な授業。ドキドキしながら学校へ向かいます。
Aチームは、岩沼小のシンボルツリー“プラタナス”の木をイメージカレー「プラタナスカレー」、名前を見ただけでお腹が鳴りそうな「ハチミツチーズじゃがバターカレー」、かくし味が主役「かくし味カレー」の3案から、
Bチームは、こちらも「プラタナスカレー」、そして“カレーはのみもの“という言葉から発想を得た「のむヨーグルトカレー」の2案から、多数決で各チーム1案に決めていきます。

選ぶポイントは、「誰に・どんな時に食べてほしいか」を考えること、そして自分が食べたいと思う商品であるか。この2つを意識しながら選んでもらった結果…
2つのアイディアが決定しました!

・6年生Aチーム「ハチミツチーズじゃがバターカレー」
・6年生Bチーム「のむヨーグルトカレー」

白熱した投票が終わり、ついに方向性が決定しました!
次回は、「味決め」の授業。実際に試食をし、みんなで改善点を出し合いながら味を決めていきます。
今回も開発スタッフ、かなーーり頭を悩ませています…!
みんなの夢を叶えるため、納得の味に仕上がるまで全力で悩み抜きたいと思いますので、ぜひ応援していただけると嬉しいです!
▼授業②までのレポート


6月26日(金) 授業③味づくり1回目
味づくりの授業は全部で3回。試作→試食→改良点の洗い出しを繰り返し、みんなで味を決めていきます!
今回の試食商品、「ハチミツチーズじゃがバターカレー」は2タイプ!
A:ハチミツ多めタイプ
B:バター多めタイプ
ハチミツと、チーズと、じゃがいもと、バター。 どれも主役級の食材ばかりで、お互いが喧嘩せずに調和する味わいを探ります。 試行錯誤の結果、ハチミツとバターはソースに、チーズとじゃがいもは具材として使用しました!
そして「のむヨーグルトカレー」は3タイプ!
A:カレー感強め →(スープカレーからイメージ)
B:ヨーグルト感強め →(のむヨーグルトからイメージ)
C:ヨーグルト(レモン)感 →(レモンクリームチキンカレーからイメージ)
特に「のむヨーグルトカレー」は、開発難易度MAX。 “飲めるようなカレー”という前代未聞の難題に対し、参考にできる商品も世の中にほぼ無く…
数々の商品を生み出してきた開発スタッフも、かなーーり頭を悩ませながら、ギリギリまで試作を重ねました…!
味決めの中でも1回目の授業は、今後の方向性を大きく左右する、特に大事な回。
初めて試食してもらうということで、どんな反応をいただけるか、今回もドキドキワクワクしながら学校へ向かいます。
児童の皆さんには、味付け(塩味・甘み・辛さ)や香り、とろみ、具材感などを5段階で評価していただきながら、改良点を話し合います。
いざ実食…!
食べた瞬間の第一声で「おいしい!」をいただき、まずはホッと一安心です…!
選ぶときのポイントは「誰に・どんな時に食べてもらいたいか」そして「自分が本当に食べたいか」。
この2点を頭に思い浮かべてもらいながら、試食を進めていきます。
話し合いの結果、
「ハチミツチーズじゃがバターカレー」はバター多めタイプに決定!
「のむヨーグルトカレー」は「AとBを混ぜたらもっとおいしいのでは?」という、大人たちの想像を超える発想が飛び出しました!
さらに今回は、無印良品様にもご協力をいただきながら「防災」についての授業も実施。 1枚の「防災ハンカチ」が、ハンマーや包帯、さらには旗など……
アイデア次第でいろんな使い方ができることを学びました。
授業では、風呂敷やマスクとしての活用法にもみんなでチャレンジ!
「いざという時の知恵」をあらかじめ知っておくことの大切さを、身をもって実感できた時間となりました。
東日本大震災を経験した私たちだからこそ、こうして防災の知識や経験を伝えていくことに大きな意味があると感じています。
震災を知らない世代の子どもたちが増えていく今、この大切な学びを風化させないよう、これからも一緒に届けていけたら嬉しいです!
【おまけ】
社内打ち合わせの際、「レモンクリームチキンカレーをサラッとさせるイメージで“のむヨーグルト感”を出せないか?」と開発の担当スタッフからアイディアが出た時は、プロならではの発想力に、「さ…さすが…」の言葉しか出てきませんでした。

7月15日(水) 授業④味づくり2回目
改良点を反映させた試作品が完成!
今回も各商品2パターンの試作品を準備しています。
「ハチミツチーズじゃがバターカレー」は
・甘さ控えめ(カレー感強め)
・甘さ強め(カレー感控えめ)
の2タイプ。
さらに、前回の要望にも上がっていた「具材(にんじん)の追加」「ソースにもチーズ感を追加」を反映し、全体の味わいとのバランスをとりながら調整しました。
「のむヨーグルトカレー」は
前回のA(カレー感強めのスープカレーイメージ)とC(ヨーグルト(レモン)感のあるレモンクリームチキンカレーイメージ)を掛け合わせた2パターンを準備しました。
5段階で味わいを評価するなんて、このプロジェクトがなければなかなか体験しなかったことかもしれません。
児童の皆さんも、「自分たちのカレー」という気持ちがいっぱいで、アイディアや意見をどんどん出してくれる姿が本当に頼もしいです!
さて、どんな味わいになるのか…次回の授業で味が決まります!
今回も熱い意見をしっかり持ち帰り、最高の味を目指してさらに磨きをかけていきます! 大人も子どもも本気で取り組むこのプロジェクト、引き続き温かく応援していただけたら嬉しいです!
また、今回は「食育」についての授業も実施。
カレーの原材料や背景を知っていただきながら、1つの商品を作るのにも、世界中の様々な国の食材や人が関わっていることを学んでいただきました。
「食べ物を大切にいただく」という意識を、少しでも深めてもらえるきっかけとなっていれば嬉しいです!
【おまけ】
まとめの授業にお邪魔させていただきました!
児童の皆さんはタブレットをサクサクと使いこなしながら、写真を入れたり、自分の言葉で感想や発見を表現したり…
一人1ページずつ工夫を凝らして自分たちの成果をまとめていました!
当たり前のように使いこなす姿…すごい…! 