犬と車のいるカオスな風景でインドを実感
インド研修のスタートは北インドのデリーから。意気揚々と乗り込んだ面々でしたが、長旅の疲れでぼんやりと空港を出る。迎えてくれたのはのんびり歩き回ったり、寝そべったりする犬たち。そして道路いっぱいに、車線関係なく入り乱れて走る大量の車、車、車。そのカオスな風景を目の前にじわじわ「ああ、インドに来たー」と実感が湧く。
一軒目の、一口目でインドの底力に脱帽
何はさておき、まずは腹ごしらえということで、初インドカレーを食べにレストランへ向かう。選んだのは日本では食べる機会が少ない「マッシュルームマサラ」。インドのパワーに圧倒され、バタバタと席につき、始まった夕食だったが、一口目から「何これ!おいしい!」と感動の嵐。炒めたまねぎの香ばしさとマッシュルームの旨みが絶妙で、誰からともなく「これを作ろうよ!」と商品化宣言も出て、一気にやる気モードが加速しはじめた。
バターチキンカレー発祥の地へ
デリーの名店「モティ・マハル」にも足を運んだ。ここは「バターチキンカレー」発祥の地。タンドリーチキンも発祥で、余ったタンドリーチキンを有効活用しようと「バターチキンカレー」が誕生した。スパイスにしっかり漬け込んでから焼いたチキンは香ばしさ、旨みが際立っていた。あまりのおいしさに出る言葉は「すごい!」「うまい!」のみ。「漬けてから焼く」手法は、新商品にしっかりと生かされているのでぜひお楽しみに!
「バターチキンカレー」は作り手の数だけある?
「バターチキンカレー」は、乳製品をたっぷりと使った、濃厚な味を好む北インドを代表するカレーのひとつ。日本では「クリーミーで甘口なカレー」というイメージが強いが、チーズでさらにコクを加えたものや、よりトマトの酸味を効かせたもの、スパイシーで辛いものなど、店ごとに味わいや魅力がまったく違う。「こんなに多彩な『バターチキンカレー』、1商品で伝わる?」食べ比べるごとに悩みは深まっていく。
カスリメティとカシューナッツの存在感
今回のミッションのひとつに「バターチキンカレー」があった。チキンの調理方法や乳製品の使い方など発見が多かったが、注目したのは「バターチキンカレーらしさ」を演出するスパイスの「カスリメティ」。インドではホールを乾煎りし、手で揉みながらカレーに加えることで独特な香りを醸し出していた。そしてもうひとつが滑らかすぎず、果肉感を感じさせる「カシューナッツ」の使い方だった。「すぐに試作してみたい」そんな思いがみんなに広がった。
バターチキンカレー
インド研修で訪れた、現地レストランの味わいをお手本に、乳製品やカシューナッツのコクと、トマトの旨みを絶妙なバランスで組み合わせました。
480円