キッチン「インド」特別号

キッチンとは店頭や通販で配布しているニシキヤキッチンの広報誌です。
企画・取材・撮影・編集のほとんどをニシキヤキッチンの社内で制作している、こだわりの冊子です。ニシキヤキッチンの商品にまつわることはもちろん、スタッフの日常や暮らしまで、幅広いコンテンツをお届けしています。

この度、インドカレーリニューアルに合わせて、我々のインドカレーへの想いや、インドカレー研修の紀行文などを掲載した特別号を発刊いたします。本サイトでは一部抜粋してお届けいたします!

インドの素焼きの鍋でカレーを作ってみました

インドカレー旅で、私たちは現地の料理教室にも参加し、家庭の味わいを学びました。
その料理教室でよく見ると、日本ではあまり見かけない鍋を使っています。

どうやら素焼きの鍋で、日本の土鍋のような形をしています。これは南インドで広く使われている伝統的な鍋のようで、現地の商店や露店で売られているのも見かけました。 もしかしたら、現地で食べたインドカレーの味わいの秘密はこの鍋にあるのでは!?
そう考えた私たちは、インドからトランクケースに鍋を詰め込み日本へ持ち帰ってきました。笑

さて、現地の味わいの秘密は素焼きの鍋にあるのか!?日本に戻って実際にインドカレーを作って検証してみました!

上:料理教室で素焼きの鍋が使われている様子
下:露店で売られている素焼きの鍋。日本円で300円程度

どんな鍋なの?

日本で使われている土鍋が、イメージしやすいと思います。厚みがかなりある感じですが、大きさの割にとても軽いです!

まず初めに“テンパリング”から。ホールスパイスを多めのオイルで炒め、オイルに香りを移していきます。金属の鍋に比べ、かなりゆっくり温度が上がる感じでした。
炒める工程では、鍋の形状といい、深さといい、すごく炒めやすい!また、鍋は触れないほど熱くはならないようです。個人差はありますが手で抑えられるくらい。
油を多めに使用していることもありますが、見た目より焦げついたりはしませんでした。
沸騰するまでの時間も、体感的には金属の鍋よりも倍くらいでした。
結果は、金属製の鍋との明確な味の違いはわかりませんでした!笑
ただ、熱伝導率は遅いので、食材にゆっくり火が入るとおいしくなる煮込み料理には向いている鍋だと感じました!
まだまだ、色々なカレーを試してみたいと思います!