今回のよみものでは、2014年に発売されたレモンクリームチキンカレーの生みの親である、商品開発部の寺島さんに当時のお話を伺いました。
商品開発部 寺島さん |
開発のきっかけを教えてください
寺島:2014年に商品企画部から、素材を主役にしたカレーを作りたいと依頼がありました。それが現在のクリエイティブシリーズです。企画案の素材の中にはトマト、生姜など現在も人気商品として販売されているカレーもあり、レモンクリームチキンカレーもその中の一つでした。
開発に苦労した点は?
寺島:やはり、レモンという素材には苦労しました。色々なアイデアを出しましたが、レモンとデザートの相性が良いことから、レアチーズケーキのような、クリームとレモンを合わせることで表現できないかと考えました。最終的にはシリーズ全体で1年程度開発にかかりましたが、レモンクリームチキンカレーはこのアイデアにまとまってからは味の決定までは早かったですね。
味は改良していますか?
寺島:2018年までスペイン産のレモンを使用していましたが、現在はシチリア産のレモンを使用しています。シチリア産のレモンは苦味が少なく、酸味の角がない、柔らかい味わいです。レモンクリームチキンカレーのまろやかな味わいには、シチリア産のレモンがぴったりでした。また、レモンの果汁の他、皮をあえて使用することでほろ苦さや香りをプラスしています。
発売当時人気商品になると思いましたか?
寺島:実は正直思っていませんでした。笑 味に自信はありましたが、同時に発売したトマトビーフカレー、ゴルゴンゾーラカレーなどがありましたので、そのような商品よりは、味のイメージがつきにくいレモンはなかなか手にとってもらえないかなと思っていました。なので当時は開発チームで驚いたのを覚えています。
レモンクリームチキンカレーファンの皆様にメッセージ
寺島:これからも良い意味で、お客様の予想を裏切る商品開発を目指しています。引き続きレモンクリームチキンカレーをよろしくお願いいたします!たくさん食べて下さいね!!