
レトルトのおいしい食べ方、それは温め方です。
調理方法が温めるだけなので、それ以外ないんですけどね!笑
「でも温めるだけでしょう?」 とそこのあなた。温めるだけ、されど温めるだけです。少しの工夫でレトルトのポテンシャルを最大限高める工夫ができるのです。
それでは早速ご紹介します!
温め方は湯せん?電子レンジ?

まずはこの問題からご説明いたします。ニシキヤキッチンのパッケージの裏面にもかかれているお召し上がり方。お湯で温める場合と、電子レンジで温める場合の推奨時間と温め方が記載されています。
もちろん、どちらのやり方でもおいしく召し上がれますが、私たちが自信を持っておすすめするのは「湯せん」です。電子レンジは種類など諸条件によっては温まりムラが発生してしまう場合がありますが、湯せんであればこの温まりムラを抑えることができます。そのためわたしたちは「湯せん」をおすすめしています。また、電子レンジで温める場合、冷めた状態で一旦お皿に注ぎますが、ソースなどがパウチに残りやすい。しかし、湯せんであれば、ソースを残さず使い切ることができますので、その点でも商品本来の味わいを余すことなくお召し上がりいただけます。
すぐに食べたい時など電子レンジは便利なので、どうしても頼りがちですが、すこし時間に余裕があるときはぜひ湯せんして食べてみてくださいね。
おいしい温度について

湯せんをすることでレトルトの本来のおいしさを堪能できることをお伝えしましたが、そもそもカレーはどのくらいの温度で食べるのが一番おいしいのでしょうか?
実は一般的に温かい食べ物のおいしい温度は体温から25度~30度プラスした温度と言われおり、温かいものであれば6 0 度~6 5度、冷たいものであれば5度~10度がおいしい温度とされています。これは舌にある味覚センサーと温度に関係があります。

人の味覚には甘味、うま味、塩味、苦味、酸味を感じる基本五味があり、これによって料理の味の違いを認識しています。そして、この五味は特定の温度によって活性化されると言われています。この活性化される温度の違いによって「おいしい温度」という定義が生まれました。温かい食べ物(60度~65度)では甘味やうま味を感じやすく、冷たい食べ物では塩味や苦味を感じやすくなります。また、あまり高温すぎると味自体を感じにくくなる味覚のメカニズムがあります。料理が冷めるとおいしくなくなるのは、塩味と苦味が強調されることも原因と言われています。

カレーのおいしい温度を検証!
一般的に言われているおいしい温度を学んだところで、ではカレーのおいしい温度はいったい何度なのでしょうか?
「でも、あったかい料理は60~65度なんでしょう?」いやいや、実際に食べてみないとわかりません!そこで、いろいろな温度で豚の角煮カレーを食べる実験をしてみました!

【約80℃】

一口食べるとかなり熱い!(個人差はあると思いますが)冷まさないと食べられないほどではないですが熱々といった感じ。熱さのため、豚の角煮カレーの甘さは感じにくいかもしれません。
【約70℃】

熱さはありますが、熱々ではない感じ。豚の角煮カレーの甘味や、塩味もほどほどに感じられ、しっかりとカレーの味わいを感じることができました。
【約60℃】

80℃に比べてだいぶ食べやすい温度に。パクパクと食べられる温度といった感じです。豚の角煮カレーの本来の甘味やうま味をしっかりと味わうことができました。
検証結果!
実験の結果、カレーのおいしい温度は約65度であることがわかりました! これは一般的に温かい食べ物がおいしく感じられる温度と同じです。
個人差や好みはもちろんあると思いますが、カレーの甘味や塩味、うま味を感じ、豚の角煮カレー本来の味わいを楽しめるのもこの温度でした。
では、ニシキヤキッチンの湯せん推奨温度で温めると約65度になっているのでしょうか?実験は続きます。


ニシキヤキッチン推奨の温め時間の3~5分で豚の角煮カレーを温めていきます。
5分温めるとカレーは約80度まで上昇しました!なんとカレーを5分温めるとおいしい温度の約65度を15度も超える温度になることが判明しました!!これはいけない! 推奨温度とおいしい温度が違うなんて…。一旦落ち着いてカレーを食べよう…。ライスに80度のカレーをかけて、もぐもぐ…あれ?そこまで熱くない? 改めてカレーライスの温度を測ると、約65度に!
なんと、5分温めた熱々のカレーはライスとお皿の温度、室温の影響でおいしい温度まで下がっていました!

ここまで計算された推奨温め時間だったとは…恐るべし、ニシキヤキッチン…。と、まぁ、冗談半分ではあるものの我々が推奨する温め時間はおいしい温度になっているという結果になりました!素晴らしい!!
なので、改めてレトルトのおいしい食べ方は、
①湯せんをする
②沸騰したお湯で5分温める
が正解でした!
みなさんこれからもおいしいレトルトライフをエンジョイしてくださいね!
それでは、また。