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なぜ布うちわ?
夏はやっぱりカレーの季節。
暑い夏のカレーライフをもっと快適に。楽しく過ごしていただきたく、今夏、私たちはうちわの製作を決めました。
オリジナルでつくるのであれば、ものづくりの想いに共感できる企業と一緒に作りたい!と探した結果、岩手県一関市にある、京屋染物店さんにたどり着きました。
100年以上続く京屋染物店
京屋染物店さんは、一関市で100年以上の歴史を持つ老舗の染物屋さん。
安全な繊維製品の証であるエコテックススタンダード(※)の取得や、SDGsの取り組みも進めています。
また、お客様の想いは必ず形にする、という想いで、デザインから染め、縫製まで自社で一貫して行っている数少ない染物屋さんです。
実は、今回お願いした布うちわも、京屋染物店さんでは通常製作していないものでしたが、私たちの想いに応えて頂き、形にしていただきました。
布うちわの製造工程に立ち会いたい、京屋染物店さんのものづくりのこだわりに触れたい、
との想いで、私たちは一関市に向かいました。
今回のよみものでは、その模様をご紹介します。
※エコテックススタンダード・・・世界的な繊維製品の安全証明のこと。
京屋染物店さんでは、ベビー用品にも使用できる最も厳しい「製品クラスI」の認証も取得しています。
いざ、岩手県一関市へ
伺ったのは6月某日。
ニシキヤキッチン本社のある宮城県岩沼市からは車で1時間半ほど。
京屋染物店さんは、石畳が素敵な通りにありました。
店内に入ると、京屋染物店さんのプライベートブランド en・nichi の商品がずらり。
色鮮やかな手ぬぐい、豊富なラインナップに驚きました。
柄はその一つ一つに意味が込められていて、想いをもって作られた京屋染物店さんのこだわりが感じられました。
京屋染物店の庄子さんにご案内いただき、早速工場へ移動。
まるでカフェと間違えて入ってしまいそうな素敵な外観でした。
職人によって染め上げられる布うちわ
布うちわに実際に使われる、布の染色現場を見学させていただきました。
中では、染物の職人、寺嶋さんが染色作業中。
生地に版をおいて一気に染め上げていきます。これがスピーディーかつ繊細で、まさに職人技。
染物は、出来上がりが湿度や気温にとっても左右されやすいのだとか。
湿気が高いと生地に染料が滲みやすく、柄がつぶれやすくなってしまうんですね。
伺った日は梅雨真っ最中で湿度がとても高い・・・ということで、ヒーターを使って工場の湿度を下げて作業いただきました。
(暑い中本当にありがとうございます!)
このように染め上げられた布は一度乾かした後、蒸し工程、洗い工程を経て、完成。
その後、布は別工場に運ばれ、持ち手がついて、うちわの形になります。
訪問から約1か月後、納品されたうちわがこちら。
うちわの持ち手部分は竹でできていて、しっかりとした作り。
うちわに使われている”朱色”は、昔から重宝された色で、戦国時代には武士を鼓舞する色として使われてきたそうです。
発色もよく鮮やかな朱色は 見ているだけで元気が出てくる気がします!
このように真心こめてつくった布うちわ。ぜひ皆さんにも手にしてほしい!
布うちわをゲットできる通販限定のお知らせをご紹介します。
LOVE CURRY布うちわプレゼントキャンペーン ※キャンペーンは終了しました。
8/5(木)~通販限定で開催します。(※キャンペーンは終了しました。)
京屋染物店さんで製作した、こだわりの布うちわは数量限定。
ぜひとも手に入れて、今年の夏のカレーライフをより楽しくお過ごしくださいね。
<おまけ> 染物体験もさせていただきました
製造立会いの後、布うちわに使用された染料と同じ染料でオリジナルの手ぬぐい染体験をさせていただけることに。
布うちわにも使用したデザインLOVECURRYの型を、手ぬぐいの上に好きなように並べます。
(お名前の版もご用意いただいておりました。ありがとうございます!)
各々並べたら、版をその上に重ねて染色。
ポイントはスキージーの角度を45°に保ち、染料を均一に生地に染み込ませていくことと教えていただき、いざ捺染。
ところが、寺嶋さんのようにスムーズに動けるかと思ったら大間違い。
3人ともゆっくり、丁寧に作業しましたが、ところどころ染ムラができてしまいました。
それも味ですよね!
版をとった瞬間は歓声が沸きました。型を並べた部分には染料が乗らず、くっきり綺麗にできました。
この後は、職人さんに蒸し作業、洗い作業をお願いして、後日出来上がりを送付いただきました。
自分たちが染めた手ぬぐいが実際に届くと感動もひとしお。
このまま暖簾や、壁に飾ってもかわいい。
LOVECURRY布うちわと同じ色で、今年の夏カレーライフのお供になりそうです。
ご協力いただいた京屋染物店さん。
本当にありがとうございました!