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ワインとカレーのマリアージュ~秋保ワイナリー~

11月に入り、本格的な冬支度が始まり、街は賑やかにクリスマスや、年末年始の華やかさを増していきます。
ニシキヤキッチンではそんな華やかな食卓にもレトルトを味わっていただきたいとの想いから、地元宮城県にある秋保ワイナリーさんにお邪魔して「ワインとカレーのマリアージュ」のご提案を頂いてきました!

実は意外と知られていない「ワインとカレーのマリアージュ」はスタッフも試したくなるものばかり。
秋保ワイナリーさんのワインのこだわりも含めご紹介します。
ぜひご覧ください。

(キッチンvol.5掲載「ワインとカレーのステキな関係」より)

11月はワインの季節?

早いところでは9月に入ると、一般的には9月中旬から10月にかけて、ブドウ畑は「収穫」の時期を迎えます。
ブドウの糖度やフェノール量、酸度など、生産者によって判断基準が違うものの、この時期に収穫となります。
収穫されたブドウは、痛みや酸化を防ぐため、速やかに醸造所へ運ばれ、ワインが仕込まれます。

そうして11月には、あの「ボージョレ・ヌーヴォー」をはじめ、世界中でワインの新酒が解禁となり、ワインへの注目が高まります。
ちなみに「ボージョレ・ヌーヴォー」とは、ワインの名産地として知られるフランス・ブルゴーニュの南部、ボージョレ地区で、その年に収穫したブドウで醸造した新酒ワインのことです。

そんなワインの季節。ニシキヤキッチンを製造する、にしき食品が本社を構える宮城県には、震災後2015年オープンした「秋保ワイナリー」があります。

温泉地にあるワイナリー

秋保の自然に囲まれた、秋保ワイナリー

2015年12月、県外からも知られる秋保温泉に「秋保ワイナリー」は誕生しました。
きっかけは東日本大震災。復興の“一歩”になるように。ワインを真ん中に人や地域、文化や産業がつながるようなワイナリーとなるように、震災後の宮城県で初めてのワイナリーとして誕生しました。

日当たり良好で東西に名取川が流れ、風が通り抜ける立地、そして秋保石のミネラル分を豊富に含む土壌は、宮城の山海の幸にぴったりのワインが作れるのだとか。
「目指すのは自社のワインの魅力だけを伝えるのではなく、人や地域、文化の魅力を伝えるワイナリー。お酒、人、食材には必ずストーリーがあり、それを知って口にするとおいしさは何倍にも増します。生産者と消費者をつなぎ地域活性を促す拠点にできたら」と話す代表の毛利親房さん。

そんな毛利さんの思いに共感する人々や企業と共に、東北の食と酒を産地で味わう新しい観光と食の形を提案するプロジェクト「テロワージュ東北」を運営し、今後各地でイベントやツアーの開催など活動を本格化させる予定とのことでした。

代表の毛利親房さん

ワインとカレーのマリアージュ



ワインとカレーのマリアージュ? なんだか想像できない…。

しかし、時に意外な組み合わせの発見もマリアージュの面白いところ。
秋保ワイナリーソムリエの横山奈美さんにお話を伺いました。

横山奈美さん
J.S.A認定ソムリエ
J.S.A認定SAKE DIPLOMA
2020サクラアワード審査員


 

カレーとワインの相性は?

カレーとワインは意外な共通点があります。それは、カレーを作る際に使うスパイス

カレーに使われるスパイスの、クローヴ、カルダモン、クミン、ナツメグ、シナモン、コリアンダーなどこれらは、ワインの香りや味わいを表現するときによく使われています。
また、カレーの隠し味としてよく聞く、リンゴ、バナナ、パイナップルなどの果物もワインを表現する言葉に使われています。これだけでもワインとカレーが意外と身近な存在に感じることができます。

では実際にニシキヤキッチンの商品に合う秋保ワイナリーのワインと、おすすめの系統のワインを選んでみました!
ぜひ参考にしてみてください!
 

トマトビーフカレー×フルーティーで爽やかな辛口ワイン


秋保ワイナリーおすすめ:リバーウィンズ ブラン2020

トマトビーフカレーにはフルーティーで爽やかな辛口ワインがおすすめ!
トマトの酸味を生かし、牛肉の旨味も溶け込んだコクのあるソースに、デラウェア種主体の厚みのある味わいはうまく合わさります。
もともと野菜料理と相性の良いワインなので、カレーなのに食材の風味がしっかりと感じられるのもマリアージュのポイントです。ワインの柔らかい酸味がルーの酸味を受け止めて、ふくよかな余韻が残ります。
 

レモンクリームチキンカレー×やや甘口ワイン


秋保ワイナリーおすすめ:リバーウィンズロゼ2020

レモンクリームチキンカレーにはやや甘口ワインがおすすめ!
ニシキヤキッチンの代表商品のレモンクリームチキンカレーには中甘口のロゼが相性抜群です。
白ワインでも合いそうですが、このロゼは酸味も残したほんのり甘いワイン。その甘酸っぱさにレモンの風味とルーの甘さがぴったり。
ロゼの酸味が口の中のクリームをさらりと流し、軽やかな味わいになります。ライスよりナンを合わせて召し上がるのがおすすめです。
 

ケララフィッシュ(インドシリーズ)×すっきりとした酸のある辛口白ワイン


秋保ワイナリーおすすめ:甲州シュールリー2020

ケララフィッシュ(インドシリーズ)にはすっきりとした酸のある辛口白ワインがおすすめ!
魚介のカレーはお肉がベースのものより、少々淡白なので白ワインの方が相性が良いです。
特にこのカレーはココナッツやいろいろな野菜が味わいの厚みを生み出しています。シュールリー製法で造った甲州シュールリー2020は旨味が強い白ワイン。カレーの厚みにベストマッチの味わいです。まろやかな甘さのあるルーに、白ワインの酸味が爽やかさを与えて、全体的にさっぱりと食べ進められます。
レモンを絞ったり、スライスをのせたりする代わりに、酸のあるワインと合わせる。ワインならではの楽しみ方です。
 

グリーンカレー×すっきりとした味わいのシードル


秋保ワイナリーおすすめ:アキウクラフトシードル2020

グリーンカレーには、リンゴの果実味のあるすっきりとした味わいのシードルがおすすめ!
ココナッツミルクのまろやかな甘み、ハーブの青い香りに、シードルの甘酸っぱさが合います。シードルのリンゴの果実味がしっかりとあり、それがグリーンカレーのいろいろな風味にぴったりと寄り添います。
辛さをやわらかな炭酸が流す役目もあって、がぶがぶ飲めてしまう危険な組み合わせ。口の中がトロピカルな感じで気分は南国です。
 

牛ホホ肉のグリルカレー×重みのある赤ワイン


 

秋保ワイナリーおすすめ:メルローエキストラブレンデッド

牛ホホ肉のグリルカレーにはしっかりとした重みのある赤ワインがおすすめ!
煮込んだソースの深い味わいに、赤ワインの濃厚な後味が合わさって、カレーに深みを与えます。
いろいろなスパイスの香りや味、牛肉の旨味など、深い味わいのカレーにボディのしっかりとした赤ワインとの組み合わせはおすすめです。この赤ワインに匹敵する味わいというだけで、しっかりと煮込んである、手の込んだカレーということが分かります。酸の軽めの赤ワインだとカレーに負けてしまいます!
(新作のメルローエキストラブレンデッドは取材時にはまだ完成していなかったためお目にかかれず…。気になる方はぜひ秋保ワイナリーへ!)
 


秋保ワイナリーさんにお伺いして

新しい食べ物の知識、味わったことのない味覚に触れるのは面白いですよね!

今回、秋保ワイナリーさんに考えていただいたマリアージュをご紹介しましたが、自分なりのマリアージュを考えるのも楽しいと思います。
ただ食欲の秋だからといって食べ過ぎ、飲み過ぎには要注意ですね。笑

それでは、ニシキヤキッチンで乾杯!