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インドカレーの食器に注目!お皿の種類や素材、用途を解説


日本でカレー皿として売られている食器といえば、ちょっと深めの楕円形のお皿が定番です。
家庭ではご飯の上にルーをかけて盛りつけますが、欧風レストランなどでは、カレーはソースポットに入れてご飯と別々に提供されることもあります。

しかし、カレーの本場インドでは、このようなスタイルでカレーが提供されることはほとんどありません。インドで多用されている食器には、宗教上の理由や国の慣習など、インドならではの文化が影響しています

今回のよみものでは、インドで使われているインドカレーの食器に着目し、種類や素材、使い方などについて解説します
自宅で本格的なインドカレーを食べる際、盛りつけにこだわりたい方は参考にしてみてください。

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インドカレーに適した食器とは


カレーの食器と聞いて、取っ手のついたソースポットを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
この食器の正式名称は「グレイビーボート」というものです。
日本の欧風レストランなどでは、グレイビーボートにカレーを入れて提供するのが定番のスタイルです。グレイビーボートにカレーを入れてご飯と別に盛りつけることで、お米がカレーの水分を吸ってしまうのを防ぐことができます。

ところが、実はグレイビーボートはカレー発祥の地であるインドの食器ではありません
グレイビーボートはもともとイギリス産の食器で、カレーではなくローストビーフなどにかける「グレイビーソース」を入れる器として使われてきました。

なぜグレイビーボートが日本でカレー用の器として使われるようになったのか、はっきりとした経緯はわかっていません。一説によると、日本にカレーが伝わったときにグレイビーボートも伝わったとされています。
そこでグレイビーボートにカレーを盛りつけたところ、高級感があっておいしそうに見えたのだとか。こうして、日本でカレーの定番スタイルとして定着したといわれます。

一方、本場インドではカレーの食器にステンレス製のものが多く使用されています
ステンレス製の食器は、スパイスが色移りしにくく、清潔に使い続けられるメリットがあるためです。
また、インドではカレーを手で食べる習慣があるため、カレーの熱が冷めやすいという点でも重宝されています。

ご自宅で本格派のインドカレーを食べるときは、食器にもこだわりたいですよね。
ここからは、本場インドで使用されているカレーの食器について解説します。

 

インドカレーを盛りつけるお皿の種類


実際にインドで使われている食器の名称や特長、使い方などを解説します

タール

タールは、ステンレス製で縁のついたお盆のような食器のことです。
インドでは、すべての料理をタールのうえに盛りつけます。カレー・サラダ・薬味などをそれぞれ小さな器に盛りつけ、タールの縁に沿って配置します。
空いたところにナンやライスを盛り、カレーやおかずと合わせていただきます。
次にご紹介する「カトリ」という食器とセットで使われる、インドの食事に欠かせない食器の一つです。

カトリ(カトゥリ)

カトリは、ステンレス製の小さなボウルのような食器です。
タールとセットで、インド全域で使われています。カレー以外にも、炒め物・スープ・ヨーグルト・サラダ・甘味・薬味など、さまざまな料理が盛りつけられます。
南インドで「ミールス」と呼ばれる定食スタイルの食事は、タールとカトリに盛りつけて提供されます。

カダイ(カラヒ)

カダイ(カラヒ)は、銅張りの取っ手がついたボウル状の器で、内側がステンレスの2重構造になっています。
料理が冷めにくい仕組みになっているため、温かいスープやカレーを盛りつけるのにおすすめです。大きさによってスープやサラダ、カレーなどさまざまな料理が盛りつけられます。

ハンディ

ハンディは、浅い壺型をした食器です。
カダイ同様に外側は銅製で、槌目の装飾が施してあり、内側はステンレスで作られています。外側の温度変化が少なく、間に隙間のある2重構造になっているため、料理が冷めにくいという特長があります。

 

【PICK UP】 インドではバナナの葉がお皿になる?


南インドでは、伝統的にバナナリーフ(バナナの葉)がお皿の代わりに使われている地域があります
物事を「浄」と「不浄」で捉えるヒンドゥー教では、人が使ったものは不浄と考えられます。その点でも、食後に捨てることができて衛生的なバナナの葉は、便利な食器なのです

バナナリーフを使った食事では、大きな葉っぱのうえにカレーやご飯、スープなどを盛りつけ、手で混ぜながら食べます。
日本のインド料理レストランなどでは、インドの定食スタイルであるターリーやミールスが、バナナリーフを模した紙皿で提供されることもあるようです。

 

インドカレーの食器はどこで入手できる?


自宅で本格的なインドカレーを食べるときは、ぜひ食器にもこだわってみてください

一般的なキッチングッズのショップでは、インド食器の取り扱いがないかもしれません。
お近くの店舗で見つけられない場合は、専門店のオンラインショップでも珍しいインド食器が販売されています。なかにはタールとカトリがセットになった商品もあるので、器のサイズ感が心配な方にもおすすめです。

また、最近では100円ショップでステンレス製の食器が販売されていることも。さまざまな種類の食器を組み合わせて使うだけでも雰囲気が出て、インド風の食卓が楽しめます。

 

インドカレーをお家で味わえるNISHIKIYA KITCHEN


NISHIKIYA KITCHENでは、本場インドで学んだインドカレー作りの知識を生かし、本格的なレトルトインドカレーを作っています。
ここでは、NISHIKIYA KITCHENで人気のインドカレーシリーズの商品をいくつかご紹介します。

バターチキン

トマトと北海道産生クリームがベースで、コク深い味わいが大人気のバターチキンカレー。
辛さ控えめのマイルドなソースは、スパイスの香りをしっかりと感じられるよう仕上げました。現地で学んだスパイス使いの知識を生かしたNISHIKIYA KITCHEN自慢のインドカレーを、ぜひご賞味ください。

バターチキンカレーの購入はこちら

パラックパニール

インド北部で食べられている、ほうれん草とパニールのカレーです。カレーの主役でもあるチーズ(パニール)は、地元・蔵王のチーズ工場の協力のもと一から作り上げました。本場インドの味わいを再現した本格的なカレーを、ぜひ一度お試しください。

パラックパニールの購入はこちら

ケララフィッシュ

南インド・ケララのフィッシュカレーを、日本でもなじみのあるキハダマグロを使って作りました。
魚の旨み、タマリンドとトマトの酸味を生かしながら、ココナッツミルクでコク深く仕上げています。地元蔵王で栽培した生のカレーリーフと、NISHIKIYA KITCHEN特製のスパイスミックスの豊かな香りをお楽しみください。

ケララフィッシュの購入はこちら

キーママタル

ひき肉とグリンピースのカレーです。キーママタルはインドで地域を問わず食べられているポピュラーなカレーの一つ。
NISHIKIYA KITCHENでは、国産鶏ひき肉にグリンピースを合わせ、日本人好みの味わいに仕上げました。トマトの酸味とココナッツミルクのコクが調和した、バランスの良いソースをぜひ味わってみてください。

キーママタルの購入はこちら


カレーの本場インドで使用されている、カレー用の食器の種類や特長についてご紹介しました。
お家でインドカレーを楽しむなら、ご紹介したインド食器にカレーを盛りつけて、本格派の食卓に仕上げてみてはいかがでしょうか。

NISHIKIYA KITCHENのオンラインショップでは、本格的なインドカレーをご家庭で手軽に楽しめる「インドカレーシリーズ」のラインナップを豊富にご用意しております。
インドの定食ターリー(ミールス)風に、数種類のカレーを盛りつけて食べるのもおすすめです。気になる商品があれば、ぜひ一度味わってみてくださいね。

>>インドカレー商品一覧はこちら