レトルトカレー meet 登山!

普段から登山(UL)を楽しんでいる東京支店の丹羽さん。
今回は「登山にレトルトカレー」と題して魅力を語っていただきました!

 

登山を始めたきっかけ
 

海と山にはさまれた、兵庫県芦屋市で生まれ育ち、実家からは六甲山が見え、海のにおいがします。

社会人1年目のときに、知り合いに誘われ、奈良県御手洗にある外岩を登った(ボルダリング)ことが登山のきっかけでした。
当時23歳ぐらい、仕事終わりの平日はすべてクライミングジムに費やし、週末は、奈良県や静岡県まで行って、
外岩を登る(ボルダリング)日々を過ごしました。当時は指紋もないぐらい、ボルダリングに明け暮れていました。
そんなある日、ケガを理由にボルダリングから遠ざかりました。それから数年、生活環境が変わり、東京に住んでいた時、
また知り合いからの誘いで、登山に連れて行ってもらいました。そのときに、ボルダリングと同じ、自然の中にいることに、
言葉では表現できない感情になったことを覚えています。自然の中で自分の存在感を強く感じるような感覚がなんとも言えなく、
ネガティブだと虚無感、ポジティブだと優越感、高揚感です。そんな感情がいまも登山にいくと感じることができます。
よく聞かれるのですが、なんで山に行くの?って。正直、わかりません。
個人的には、その答えが出たとき、私の登山においてのゴールなのかなって思います。
だから深く考えずに、ただシンプルに山を登ることだけを考えています。

荷物を軽くして、登山を楽しむ

春から秋にかけて使用するテントと寝袋。合計735gほど。

私はUL(ウルトラライト)という、「荷物を軽くして、登山を楽しむ」というアメリカで生まれた方法論で登山を楽しんでいます(実際にはベースウェイト(消耗品を除いた)5~6kg以下のこと)。
簡単に説明すると、2泊3日の登山で替えのTシャツを2枚持って行く人もいます。 コットンのTシャツだと1枚180gぐらいです。替えのTシャツを2枚持っていくと360gになります。この360gは軽量なダウンジャケットや、3シーズン用のシュラフ(寝袋)と同じ重さになります。
私の場合、替えのTシャツは持たず、3日間メリノウール素材のTシャツを着続けています。汗でぬれてもまったく匂いません。替えのTシャツを持たないことで360gの軽量になります。「替えのTシャツを持っていくな」ということではありません。その道具にどれだけの重さがあるか知り、その上でその重さを背負う意味がある道具なのかを自分の頭で考えてみるということです。いかに荷物を軽くして、登山を楽しむか、それには、道具を知り、自分の限界値を知ることになります。

登山とレトルトカレーとビール

標高2,857mの北アルプス常念岳、雲海とモルゲンロート(朝焼け)

ULについて、荷物を軽くすると言いながら、私は登山のとき、必ずビールを持っていきます。アルコールはマストです。
あと食事です。体力を消耗しているので、登山において、簡単でおいしいく、ハイカロリーな食べものが好まれます。ULの話をしたから、おそらくエアーズドライやフリーズドライを考えると思いますが、お湯で戻すだけなので、あまりにも質素です。かと言って、食材やクッカーなどを持っていくと軽量とは逆行します。
ここで「小さな圧力鍋」の出番です。湯煎5分で本格的な料理が楽しめます。私の夕朝食の定番をご紹介します。鶏キーマカレーコーンポタージュ、それと尾西食品のアルファ米です。スプーンもいりません(尾西に付いています)。あとは温める道具と水さえあればクリアです。尾西のアルファ米は、出来上がり量が、260gと多めなので、朝食用に100gぐらいとっておきます。夕食ですが、キーマとアルファ米を混ぜてドライカレー風に仕上げます。
さらに、私は辛いのが好きなので、唐辛子の小袋を持っていき、辛さをアップさせます。

辛口のカレーが好みです。頂上付近では、下界に比べ、気温が低いので、体温を温めるためにも・・何よりビールが進みます!

朝食は、夕食の残りのアルファ米とコーンポタージュを混ぜて終わりです。あっけないですが、おいしさと手軽さと心強さを兼ね備えています。
また、尾西のアルファ米を持っていくのには、もう一つ重要な役割があります。それはチャックです。チャックがついているので、食べ終わったレトルトを中に入れて、ごみ袋の代わりにします。チャック付きなので、中身がこぼれる心配もありません。さらに飲み終えたビール1缶も余裕で入ります(下山後必ず分別します)。

ULという考え方はスパイスのようなもの

ULでは、1つの道具で、2つ以上の役割を持たせることも重要です。代表的なのが、スマートフォンです。
GPS、地図、ライトなどたくさんの役割を果たしてくれます。私がよく登山で持っていくテントも、
レインジャケットやザックカバーにもなります。1つの道具で2つ以上の役割をもたせることも軽量化へつながります。
ULという考え方は、山を登る楽しさを倍増してくれます。カレーで例えるなら、ULはスパイスみたいなものでしょうか。
今回のコラムで、登山に興味がなかった人が、こんな考え方があるのだと、少しでも感じてくれると嬉しいです。

長野県燕岳山頂からの一枚、5月でも山頂には雪が積もっています。

※写真は2019年12月以前に撮ったものです。

(株)にしき食品 東京支店 丹羽 駿│Suguru Niwa
幼い頃から自然豊かな兵庫県芦屋市で育ち、現在は東京支店の営業として忙しく活躍する傍ら、
週末や祝日を利用してウルトラライトハイキングに勤しんでいる。大のビール党。現在登山は自粛中。