本場の南インドカレーに欠かせない、フレッシュな「カレーリーフ」。
NISHIKIYA KITCHENのものづくり思想「無いなら作る」を体現したカレーリーフ物語をご紹介します。
カレーリーフとは…
分類 | ミカン科ゲッキツ属 |
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原産地 | スリランカ、インド |
利用部位 | 葉 |
管理 | 温室内で育成、最低温度5度以上 |
別名 | ナンヨウザンショウ(南洋山椒)、オオバゲッキツ(大葉月橘)、カリーパッタ、カリパタ、カラピンチャ |
栄養素 | カロテン、ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、プロテイン、炭水化物、マグネシウム |
期待できる効果 | 食欲増進、消化促進、滋養強壮 |
カレーリーフとは、インド原産、ミカン科の木本植物「カレーノキ」の葉のことです。
インドなどではスパイスとして用いられ、特に南インドのカレーには欠かせません。
料理の香り付けに用いられ、葉っぱを折ると、ほんのり香ばしいような、柑橘系の爽やかな香りが弾けます。
しかし、現在、日本で流通しているカレーリーフのほとんどが、インド等から輸入された乾燥もの。
日本国内ではフレッシュなカレーリーフはなかなか入手できないのが現状でした。
乾燥のカレーリーフは、新鮮なものに比べるとどうしても香りが弱く、「南インドで体験したあの味!」を再現するためには、納得できるものではありませんでした。
南インドカレーに欠かせない、フレッシュなカレーリーフは日本にはなかったのです。
国産カレーリーフ
日本に無い素材は生産から。
南インドカレーに欠かせない『カレーリーフ』 爽やかな柑橘系の香りをつけるには”生”のカレーリーフが必要でしたが、日本では入手困難。
そこで、蔵王の農家さんを頼って契約栽培を開始しました。広大な自然が育んだカレーリーフのフレッシュな香りが無ければ、ニシキヤキッチンインドカレーはできませんでした。
フレッシュなカレーリーフを求めて
日本国内で栽培されたカレーリーフを新鮮なまま手に入れられないだろうか・・・。
そんなニシキヤキッチンの想いに応えてくれたのが、地元宮城県、蔵王の農家・関口さんです。
契約農家としてカレーリーフを栽培してもらい、何とか生のカレーリーフを使用することができるようになりました。
関口さんは新しいことに挑戦するのが好きな方。
南インドなど南国の植物であるカレーリーフの、東北での栽培にも喜んで挑戦して下さいました。
農場は、空気のおいしい、自然豊かな山の麓にありました。
関口さんのチャレンジ精神おかげで、ニシキヤキッチンは本場の味わいのインドカレーをつくることが出来たと言っても過言ではありません。
今年は、昨年収穫したものを挿し木して育ててくれています。
4月末現在はまだ20cm程度の可愛らしい状態でした。もちろん農薬を使わず、大切に育てていきます。
独自の栽培方法によって2m以上の高さまで立派に成長します。
11月頃に収穫を行い、にしき食品で真空パック、冷凍保存し、いつでもフレッシュなカレーリーフが使えるようになりました。
カレーリーフを使ったレシピ
カレーリーフは南インドカレーに欠かせないスパイスですが、ここでは、カレー以外にも使えるカレーリーフのレシピをご紹介します。
キャベツのトーレン
材料(2~3人前) |
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・サラダ油 大さじ2 ・マスタードシード 小さじ1/2 ・カレーリーフ 10枚くらい ・生姜みじん切り 10g ・玉ねぎみじん切り 50g ・カレー粉 小さじ1 ・キャベツ粗みじん切り 200g ・塩 2~3g ・ココナッツファイン 10g ・水 少々 |
作り方
①油、マスタードシードを入れ中火で加熱し、パチパチと音がしたら、弱火にしてカレーリーフを入れ香りを出す。
※マスタードシードは加熱しすぎるとはねる場合がありますのでご注意ください。
②生姜を入れ香りを出し、玉ねぎを加え中火で透明になるまで炒める。
③カレー粉を入れ軽く炒め、キャベツと水を加え蓋をして蒸し焼きにする。
※キャベツの蒸し焼き具合は、お好みで調整する。
④塩とココナッツファインを入れ、よく混ぜて完成。
※塩加減はお好みで調整する。
トーレンとは、南インドのケララ州で主に作られる野菜のスパイス蒸し焼き炒めのことです。
カレーの副菜として南インドではポピュラーなメニューです。
とても簡単にできて、食べやすい味わいですのでぜひ試してみてくださいね。
国産カレーリーフを使用した商品はこちら
ニシキヤキッチンの南インドカレーには、本場の味わいを目指し生のカレーリーフを使用しています。
葉っぱのまま入れるのではなく、レトルトパウチ全体に均等に行き渡るよう、刻んで入れるという独自の製法を採用しています。
ケララフィッシュ <180g>
南インドのクリーミーフィッシュカレー。具材には、日本でもなじみのあるキハダマグロを使用。爽やかなカレーリーフとスパイスをしっかりと感じつつ、食べやすい味わいに仕上げました。
ココナッツチキン <100g>
南インドのスパイシーチキンカレー。口に入れた瞬間はココナッツミルクのマイルドな甘みを感じ、後からじわじわと辛みと深みが追いかけます。
ベイガンティルマサラ <100g>
カレーリーフやフェンネルなどのスパイスが香る、黒ごまたっぷりの野菜カレーです。具材のグリルなすの香ばしさが溶け込んだ黒ごまベースのソースはごはんが進みます。
コザンブ <100g>
コザンブはインド料理の中では、野菜の煮物的存在。タマリンドの酸味とココナッツミルクのマイルドさが特長のソースに、3種類の野菜(レンコン・ヤングコーン・グリンピース)を合わせた具だくさんな野菜カレーです。
いかがでしたか?
カレーリーフは私たち日本人にはあまり馴染みのないスパイスですが、南インドでは欠かせないスパイスの一つです。
ニシキヤキッチンのレトルトで、簡単に本場の味を楽しんでくださいね。
それでは。