インドのゴア州に伝わる豚肉料理の「ポークビンダルー」。
マリネされたお肉がごろっと入り、ソースには程よい酸味のある一風変わったカレーです。
カレーファンの方は、ぜひ珍しくておいしいポークビンダルーをご賞味ください。
今回のよみものでは、ポークビンダルーの魅力やレシピ、またレトルトで気軽に味わえるインドカレーもご紹介します。
ポークビンダルーのカレーの特長
「ポークビンダルー」はインドカレーの一種であり、インド西海岸に位置するゴア州の代表的な料理です。
ゴア州はアラビア海に面した地域で、ポルトガルの影響を強く受けています。建物や街並みなどもポルトガル風で、インドとは一風変わった印象です。
ポークビンダルーは、ポルトガル人から伝わった料理の一つ。大きめのごろっとした豚肉をワインビネガーに漬け込み、さらにスパイスを加えて作ります。酸味があり、スパイシーな味わいが特長です。
ポークビンダルーのレシピ
ここでは、毎年勉強のためにインドに通っているNISHIKIYA KITCHENが、ご家庭で作れるポークビンダルーのレシピをご紹介します。
どなたでも食べやすい、辛さ控えめレシピです。(※レトルト本品のレシピとは異なります。)
ぜひチャレンジしてみてください!
ポークビンダルーの材料(5人前)
【材料A】 |
・クミン(パウダー)…小さじ1 ・コリアンダー(パウダー)…小さじ2 ・カルダモン(パウダー)…小さじ1/2 ・クローブ(パウダー)…小さじ1/2 ・シナモン(パウダー)…小さじ1/2 ・パプリカ(パウダー)…小さじ1 ・ターメリック(パウダー)……小さじ1/4 ・ブラックペッパー(粗挽き)…小さじ1/2 ・カイエンペパー(パウダー)…小さじ1/2 |
【材料B】 |
・にんにく…小さじ2 ・生姜…小さじ2 ・米酢…大さじ4 ・白ワイン…大さじ4 ・ケチャップ…大さじ4 ・塩…小さじ2 ・上白糖…小さじ2 |
【材料C】 |
・豚肉(バラ又は肩ロース)…500g ・玉ねぎ…小3個(約400g)※中玉の場合は2個 ・サラダ油…大さじ3 ・水…500ml ・香菜…適量(お好みで) |
POINT 一般的なレシピでは、玉ねぎの量が半量の200g程度となっていますが、倍の400gを入れることで甘みとコクが大幅にアップします。かさも増えるので、食べごたえのある一品に! |
ポークビンダルーの作り方
① 豚肉は食べやすい大きさ、厚さ1cm程度にスライスし、玉ねぎは5mm程度のみじん切りにします。
POINT 豚肉は薄めにカットすると、③の漬け込み時間が短くても味が馴染みやすくなります。お好みに合わせて調整してください。 |
② ボールに豚肉を入れ、【材料A】のスパイスを加えて全体的に馴染ませます。
③ さらに【材料B】も加えてよく混ぜ込み、30分間ほど冷蔵庫で寝かせておきましょう。
POINT 可能なら一晩寝かせると豚肉にしっかりと味がつき、まとまりのある仕上がりになります。 |
④ 鍋にサラダ油を入れて中火にして、火加減を調整しながら玉ねぎを炒めます。
⑤ 玉ねぎが透き通るまで炒めたら、③でマリネした豚肉を汁ごと鍋に入れて炒めてください。
POINT マリネ液も調味料ですので、残さずしっかりと入れましょう! |
⑥ 豚肉の表面が白くなったら、水を加えて中火で沸騰させます。
⑦ 沸騰したら弱火にして、沸騰状態を保ち、焦げ付かないよう時々かき混ぜながら10分間煮込みます。水が少なくなったら、適宜足してください。(分量外)
POINT 水気が多すぎる場合は、味が薄まって味わいが落ちてしまうことも。味見をしながら自分好みの濃さになるまで煮込みましょう。 |
⑧ 水分が減ってソースがとろりとしてきたら、塩加減、辛さ加減を確認します。辛さを増やしたい場合は、カイエンペパーで調整します。お好みで香菜を上にふりかけたら、出来上がりです♪
POINT 辛いもの好きな方は、仕上げに粗挽きのブラックペッパーを振りかけると、風味がアップします! |
ポークビンダルーをおいしく作るポイント3つ
NISHIKIYA KITCHENの商品開発担当が、ポークビンダルーをおいしく作るポイントや、おすすめのアレンジを解説します。
【1】 スパイスに一手間かけてワンランク上の味わいに!
事前にスパイスに一手間を加えると、カレーがワンランク上の味わいに仕上がります。
その際は、【材料A】のスパイス(※)をホールで準備して、フライパンで軽く乾煎りしてから、ミルサーなどで粉末状にしましょう。香りも味わいも段違いにアップします!
▼ホールで準備する場合の材料はこちら
【ホールで準備する場合の材料A】(※)コリアンダー・ターメリック・パプリカを除く |
・クミン…小1 ・コリアンダー(パウダー)…小さじ2 ・カルダモン…8ヶ ・クローブ…9本 ・シナモン…5cm ・パプリカ(パウダー)…小さじ1 ・ターメリック(パウダー)……小さじ1/4 ・ブラックペッパー…60粒 ・カイエンペパー…3本 |
【2】 ご自宅にスパイスの準備がないときはカレー粉で代用!
ご家庭にすべてのスパイスの準備がなくてもOK!
そんなときは、【材料A】のスパイス全量を「カレー粉(小さじ1)+ガラムマサラ(小さじ4)+粗挽きブラックペッパー(小さじ1/2)」に置き換えましょう。
市販のミックススパイスを使ってもおいしく仕上がります。
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【3】 豚肉やお酢はお好みでチョイスするのもおすすめ!
材料の豚肉やお酢は、お好みで部位や種類をチョイスしてみてください。
ポークビンダルーは豊かな酸味が特長で、脂の甘みをしっかりと感じられる豚バラ肉とも相性ピッタリ。濃厚なコクのある豚肩ロースもおすすめです。お肉のしつこさを気にせずに、おいしくいただけます。
また、今回のレシピでは多くのご家庭にある米酢を使いましたが、インドではワインビネガーやココナッツビネガーなどが一般的に使われています。穀物酢ではさっぱりとした仕上がり、フルーツビネガーではまろやかな仕上がりに。さまざまなお酢を試して、お好みの味わいを探してみましょう。
NISHIKIYA KITCHENの本格インドカレー
お家で本格インドカレーを食べるなら、NISHIKIYA KITCHENのレトルトもおすすめです。
>>NISHIKIYA KITCHENのインドシリーズはこちら
2024年9月5日(木)にポークビンダルーをお手本にした「ビネガー香る南インドのポークカレー」が発売予定です!
時間がないときでも手軽に本場さながらのポークビンダルーをご賞味いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。
インドのゴア州に伝わるカレー、ポークビンダルーの魅力やレシピをご紹介しました。
ポルトガルから伝わりインドの食文化と融合したカレーは、お肉の旨みと独特の酸味がクセになる味わいです。
カレーのお味が気になったら、ぜひNISHIKIYA KITCHENのレトルトでも味わってみてください。