
お米を多めの水で柔らかく炊いたおかゆは、ホッと体を温めてくれる優しい味わいが魅力です。消化吸収が良いため、胃腸が弱っているときや体調を崩したときの食事というイメージを持たれている方も多いでしょう。しかし近年は、おかゆを一つの料理として気軽に食生活へ取り入れる例も見られます。そこで今回は、おいしいおかゆの作り方や、忙しいときに便利なNISHIKIYA KITCHENこだわりのおかゆのレトルト商品をご紹介します。
目次
ホッと体が温まるおかゆを食べよう!
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、中国では消化にいいという理由で朝食におかゆを食べる習慣があります。ごはんよりも水分が多いため、寝ている間に失われた水分の補給にも役立つと考えられています。朝食に温かいおかゆを食べることで寝起きの冷えた体が温まり、1日を活動的に過ごしやすくなるでしょう。
お米の優しい甘さを感じられて体にもやさしいおかゆ。その作り方は至ってシンプルです。簡単に調理できるため、朝ごはんに限らず、ちょっと小腹が空いたときやしっかり体を温めたいときにもぴったりです。材料は「お米」または「ごはん」、お水など。多くのご家庭に常備してある材料のみで作れるため、普段の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。次項では、基本のおかゆのレシピをご紹介します。
生米から作るおかゆの作り方|簡単お粥レシピ

材料(2人分) |
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生米(洗米済み)…1/2合(約75g) |
水…750ml(米の約10倍の量) |
塩…少々 |

① 生米を研ぎ、ザルにあげて水気をよく切り、洗った米を30分ほど水に浸します。

② 鍋に洗った米と分量の水(750ml)を入れ、鍋を強火にかけて、沸騰するまで加熱します。吹きこぼれないように注意し、沸騰したらすぐに弱火にします。

③ 沸騰したら、弱火にして約30分煮込みます。米が鍋底に張り付かないように、時々軽く混ぜます。米の粒が完全に開いて潰れるくらいになり、全体にとろみが強くつき、お好みの柔らかさになったら火を止めます。

④ 火を止めたら、蓋をして5分〜10分ほど蒸らします。これにより、米がさらに水分を吸ってふっくらと仕上がります。最後に塩で味を調えたら完成です。
ポイント
- とろみの調整: 五分粥は特に水分が多く、米の粒が潰れることでとろみが強くなります。よりサラッとした仕上がりにしたい場合は、水の量を少し減らすか、煮込み時間を短くしてみてください。
- アレンジ: 五分粥は消化に非常に優れているため、体調が優れない時や、離乳食初期などにおすすめです。味付けは塩だけでも十分ですが、梅干しを添えたり、少量のだし汁で煮込むと風味が増します。
炊いたご飯から作るおかゆの作り方|簡単お粥レシピ
材料(2人分) |
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炊いたご飯…260g(お茶碗軽く2杯分くらい) |
水…500ml~600ml |
塩…少々(お好みで) |

①鍋に炊いたご飯と水を入れ、 鍋を中火にかけ、沸騰したら弱火にします。

② 焦げ付かないように時々混ぜながら、10分〜15分ほど煮込みます。ご飯が水を吸ってお好みの柔らかさになったら火を止めて、塩で味を調えたら完成です。
冷凍ご飯から作るおかゆの作り方|簡単お粥レシピ
材料(2人分) |
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冷凍ご飯…300g(ご飯茶碗 約2杯分) |
水…600ml(とろみの好みで調整) |
塩…小さじ1/2〜2/3(味を見ながら加減) |

① 冷凍ご飯を耐熱容器に入れ、電子レンジ(600W)で2〜3分加熱してほぐれる程度に解凍する。

② 鍋に水と解凍したご飯を入れて中火にかけ、ふつふつしてきたら弱火に落とす。

③ 弱火で15分ほど煮て、お米がふっくらし、水分となじんでとろみが出てきたらOK。塩を小さじ1/2程度から加えて味を見ながら調整。味をととのえたら完成です。
おかゆをおいしく食べるポイント

お米は、品種によって甘みや食感が異なります。おいしいおかゆを食べるなら、お米の品種を選んで味わってみるのがおすすめです。代表的なお米の品種を例に、味の特長をご紹介します。
・ひとめぼれ
宮城県で誕生したお米。食味と耐冷性の両立を目指し、コシヒカリと初星を交配して作られました。味、香りが良くて粘り強く、バランスのとれた味わいが人気です。お米の甘みをしっかり感じる柔らかいおかゆが炊けます。
・あきたこまち
コシヒカリの甘みや旨みを受け継いだ、秋田県生まれのお米です。味と香りのバランスが良く、さっぱりした食感が特長です。おかゆにすると、さっぱりのど越しの良いおかゆになります。
・雪若丸
雪若丸は、山形県産つや姫の弟分として誕生しました。しっかりとした粒感と適度な粘りが特長です。おかゆにしても粒感が感じられ、あっさりしたおかゆに炊きあがります。
また、おかゆはトッピングを変えるだけで異なる味わいが楽しめます。定番の梅干しは塩分と酸味がアクセントとなり、さらに食欲が進む味わいに。おかゆが炊きあがって蒸らす前に溶き卵を加えれば、余熱で火が通り、優しい味が魅力の卵粥ができあがります。昆布やしらす、ごま、ねぎなど、ごはんのお供や薬味を組み合わせて、お好みの味を見つけてみてください。
アレンジも自在!NISHIKIYA KITCHENの素材にこだわったおかゆ
おかゆを普段の食事に取り入れるなら、温めるだけですぐに食べられるレトルト食品が便利です。NISHIKIYA KITCHENこだわりの、素材のおいしさが味わえるおかゆをご紹介します。
白粥

あいがも農法で丁寧に育てた、地元宮城県産ひとめぼれを使用した白粥です。お米本来のおいしさをじっくり味わっていただくために、農薬や化学肥料を使用せず育てたお米を選びました。あえて味付けせずに仕上げてあるため、まずはこだわりの素材の味をお確かめください。

かつおだし粥

かつおだし粥は、北海道産日高昆布一等級と、鹿児島県で作られた枯本節からとった一番出汁で丁寧に炊きあげました。ダイレクトに感じられる出汁の旨みが、お米の甘みを引き立ててくれます。高級料亭さながらの上品な味わいを、ぜひお試しください。

国産小豆玄米粥

土づくりからこだわった福井県産コシヒカリと、北海道産の小豆を使用したホッとする味わいが魅力のおかゆです。噛みしめるたびに玄米の旨み、おいしさが口のなかに広がります。ほんのり塩味をつけることで、玄米と小豆の甘さを引き立てています。

基本のおかゆの作り方や、おかゆをおいしく食べるポイントなどをご紹介しました。おかゆは、自宅にあるお米やごはんから簡単に作ることができます。おかゆを作る手間を省きたい方は、レトルトのおかゆをストックしておくと便利です。
NISHIKIYA KITCHENのおかゆは、お米本来の甘みがしっかり感じられるよう、こだわりの農法で育てられたお米を使用しています。おかゆのホッとする味わいを、ぜひ普段の食卓に取り入れてみてください。